気仙茶聞き書きおまけ編~気仙のお茶っこ飲み民俗学~

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へびむかで

へびむかで。広田水産グランド仮設住宅さんにお邪魔して、初めてこの言葉を聞いた時には、なんなんだろう????とびっくりしました。

小正月の風習だそうです。

・小正月に。らっつぉくを燃やして、煙を足だの、頭だのね、へびむかでにかれないようにってなあ。(広田町YKさん)

・正月に「へ~び~ むかでに かれない ように、虫けら~に~ さされないように」ってやったんだ。(広田町KKさん)

へ~び~むかでに♪ は、節とリズムのある歌になっています。
(聞き書き集には楽譜を載せています)

ところで、皆様は、「らっつぉく」はわかりますか?
私は、高田に通うようになって知りました。
初めて出会ったのは、お盆の頃の、スーパーマイヤ竹駒店でした。
入口すぐのところに、山と積んである、木の束のようなものの名前が「らっちょく」。
初めて見る言葉でした。

これは、苧殻(麻の皮をとった幹のところ)を短く切って、先に赤く着火剤をつけたもので、迎え火を焚く時に使うのだそうです。盛岡の我が家では、カバ(白樺の皮)を焚きます。地域によって焚くものが違うとは、知りませんでした。

らっちょく、について調べてみると、こちらのページが見つかりました。
こちらによると、蝋燭(ろうそく)の古い呼び名。平安時代頃までは、らっちょくと言われていたそうです。

また、岩手の民俗芸能の雑誌「とりら」のblogでも、らっちょくのことが書いてありました。
大船渡の盛の市日でも売っているのですね。お盆を迎えるにあたって、なくてはならないものなのですね。
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by kesencha-minzoku | 2015-04-20 10:41 | 習慣・風習